知っトク!クレカまるわかり
クレジットカードのサインと暗証番号
2017/11/10
「クレジットカードは使いたくない」という方の中には「いちいちサインするのが面倒だ」という方も大勢いらっしゃると思います。「少額なのにサインなんて逆に恥ずかしい」とか「待っている人がいるのに時間がかかってしまうとうしろめたい」など、カードの売りである「お手軽感」に反するという声は確かにあります。
ただ、お店でクレジットカード決済する時、利用票にサインを求められる時とそうでない時があります。また「暗証番号の入力」を求められることもありますが、そうでない時もあります。その違いは何なのでしょう?
サインも暗証番号も不要なお店
全部というわけではありませんが、大手スーパーや大手ドラッグストア、コンビニエンスストアでは「サインレス」のところが増えています。
これらのお店にとってレジでお客さんを待たせることは客離れにつながりかねないものであり、できるだけ避けたいものです。そのため、クレジットカード会社との間で「一定金額以下ならサインは不要」という取り決めをしています。
つまり「少額しか使わない」ことが多いし、「混む」ことが多いこれらのお店では、サインする場面がかなり減っているのです。
暗証番号を入力するお店
上記のような取り決めをしていない店で、サインの代わりに小さなテンキー付きの端末で「暗証番号の入力」を求められるケースがあります。これは「ICチップ付きのクレジットカードを使った場合」です。
対応端末を置いていない店ではICチップ付きのカードであってもサインをします。また、お店に対応端末があっても、カードがICチップ付きでないケースではサインをします。
やっぱりサインのお店
とは言え、個人店などでサインが必要なお店もまだたくさんあります。以前ご紹介したことのある「SQUARE」のように「手持ちのスマホやタブレットに小さな専用カードリーダーを取り付けて決済するシステム」も、最後はそのスマホやタブレットの画面に指でサインを書きます。
利用票であっても画面であっても、人によってはこれが面倒なんですよね。特に「画数が多い名前」の方は大変です。
筆者の名前はほとんどの字が3画ぐらいでとても楽です。ただし1文字だけ15画あるので「この字をいかに楽に書くか」に挑戦したりします。画数が多い部分を芸能人のサイン風に崩してみるのです。でも、そもそもそんな字はないし、当然書いたことがないので、ただの「ぐにゃぐにゃした塊」になってしまいます。
でも本当はこれではいけません。カード裏面の署名もそうですが、上手とか下手とかは別にして「誰にでも読める字」で書くことが大事です。秒数にすればわずかなものですから、サインは丁寧に書きましょう。